窓ガラスには実はたくさんの種類があることをご存じですか?長年住んだ家のリフォームを考える時期、窓ガラスも変えて今より快適に過ごしたいと思いますよね。リビングの窓ガラス1つ変えるだけでも、暮らしは変わります。
今は機能的な窓ガラスがたくさん出ています。これまでの窓ガラスを活かす方法もあります。これからも住み続ける家の窓ガラスを変えて、快適な暮らしを実現しましょう!
窓ガラスの種類!見かけることが多い一般的なガラスの特長は?
窓ガラスの種類は様々ですが、あたなの家にもあるかもしれない一般的なガラスを4つ挙げました。部屋に合った特長の窓ガラスを選んでくださいね。
フロート板ガラス
窓ガラスの中で最も一般的なのがフロート板ガラスです。表面は平らで、ゆがみの少ない板ガラスです。広く流通しているので、在庫が多くあり交換がスムーズにできます。
型板ガラス
型模様が入ったガラスで、不透明で中の様子が見えにくくなっているガラスです。プライバシーを守りたい浴室やトイレによく使われます。やわらかい光を取り入れたい場合にも適しています。
すり板ガラス
ガラスの片面が摺り加工されており、プライバシーの確保ができます。すり板ガラスは、板ガラスの表面を金属ブラシと金剛砂で均一の細かい傷を付ける加工がされています。柔らかい光が入り、上品な印象を与えるます。しかし濡れると透けて見えてしまうので、浴室には向いていません。
網入りガラス
金属の網が入れ込まれたガラスで、防火用として用いられます。火災の際、ガラスが割れてしまっても、金属の網が火の侵入を抑える効果がありますよ。防火地域に指定されている場所では防火設備ガラスとして、網入りガラスを使用します。飛散防止の効果もありますが、割れないガラスではありません。
強化・断熱の機能性を求めるなら特殊ガラス!特殊ガラスの特長は?
特殊ガラスには、割れにくいガラスや断熱性のあるガラスなど、特長的なのがあります。高度な加工がされているので一般的なガラスに比べて値段は高くなります。また種類によっては在庫も十分ではないかもしれません。
強化ガラス
板ガラスを約700度の高温で熱加工し、割れにくくしたものを強化ガラスと呼びます。フロート板ガラスの3~5倍の強度があると言われています。万が一割れたとしても、破片は粉々になるので、大ケガを避けられます。
ペアガラス(複層ガラス)
2枚のガラスを合わせて、間にガスや空気の層を挟んだガラスです。特殊なフィルムを挟んだペアガラスは割れにくく防犯に効果的です。またガラスの間を真空にしたものは、遮熱と断熱性に優れています。ガラスに特殊な金属膜をコーティングしたペアガラスは、紫外線と赤外線のカットが期待されます。
暑さ・寒さ・紫外線・防犯対策は、それぞれの機能を持ったペアガラスに変えると、快適に過ごせます。
窓ガラスを交換せずにできる?貼るだけで機能性を追加するフィルム
今の窓ガラスにフィルムを貼るだけでも、欲しい機能を追加することができます。家の窓に取り入れたいフィルムを3つ紹介します。窓ガラスを変えるよりも安くできるので、機能を追加したいだけなら、フィルムを検討するのはいかがでしょうか。
大きな窓ガラス一面に綺麗にフィルムを貼るのは、素人には難しいです。失敗してシワになったり、気泡が入ったりするのは見た目が悪く嫌ですよね。プロにお願いすれば、フィルムが貼られているのかどうか分からないくらい綺麗に貼ってくれますよ。
遮熱・断熱フィルム
夏の暑さに困っているなら遮熱フィルム、冬の寒さに困っているなら断熱フィルムがおすすめです。暑さ寒さを部屋に入れないので、冷暖房の効率がアップし光熱費を削減できます。透明なフィルムなので見た目は変わらず、快適に過ごせます。
参考:遮熱断熱フィルム
防犯フィルム
空き巣被害を防止するためには防犯フィルムが効果的です。防犯フィルムは、ガラスを割っても貫通できないフィルムです。
シャッターのない1階の窓に貼ると、空き巣から家を守れます。空き巣は侵入までの手間を嫌がります。フィルムがあると、侵入までの時間稼ぎができます。また防犯意識の高い家であると思われるので、侵入するのを諦めるかもしれません。
参考:防犯フィルム
UVカットフィルム
UVカットフィルムは、部屋の中に入ってくる紫外線を99%カットします。紫外線は、部屋で過ごす人にも影響するほかに、家具も日焼けや劣化させます。大切な家具が紫外線によって色褪せてしまうのは嫌ですよね。
UVカットフィルムは、効果は十分なのに透明度が高く見た目に影響しません。飛散防止効果もあるので、暴風や地震対策にも有効です。
参考:UVカットフィルム
まとめ
窓ガラスの種類は、一般的なものは「フロート板ガラス」「型板ガラス」「すり板ガラス」「網入りガラス」です。特殊なガラスには「強化ガラス」「ペアガラス」があります。
フィルムは窓に貼るだけで、「遮熱断熱」「防犯」「UVカット」などの機能を追加できます。
窓ガラスを変えて暮らしを快適にするなら、必要な機能を持ったペアガラスを選ぶのがいいですが、費用が高かったり在庫がすぐになかったりします。フィルムなら価格を抑えて機能を追加でき、プロに施工をお願いすれば綺麗に貼ってくれますよ。