万が一の窓ガラス割れの際に、ガラスの飛散を防いでくれる飛散防止フィルム。窓ガラスが割れたときに窓ガラスが飛散することを防いでくれるだけでなく、飛散した窓ガラスに触ったり踏んでしまい怪我をしてしまうという、二次災害も防いでくれる安全対策に有効なフィルムです。地震や台風などの災害対策にも有効です。

飛散防止フィルムは今ある窓ガラスの上にフィルムを施工できるので工期が短く済みます。また、無色透明のフィルムですので、今ある窓の開放感を損なうことなく、対策ができることが魅力の1つです。

窓ガラス飛散防止フィルムの施工価格の目安は?

窓ガラスフィルムの施工価格は、メーカーが主体で「設計施工価格」という「施工価格」「材料価格」が含まれたフィルムメーカーが定める定価を基準に計算されることが多いです。

設計施工価格は、窓ガラス1㎡(平方メートル)あたりの単価になります。

施工価格の計算方法

窓ガラスの面積の出し方

窓ガラスの面積は「縦×横」で計算できます。図の窓ガラスの場合は、縦100cm×横60cm=0.6㎡になります。

一般的な業者が窓ガラスフィルムの見積もりを行う場合、「設計施工価格(1㎡)× 窓ガラスの面積」という計算を行います。

例えば、飛散防止フィルムの設計施工価格が1㎡/10,000円の場合、こちらのガラスの場合は、10,000円×0.6㎡で6,000円になります。

施工価格以外に発生する料金

窓ガラスフィルムの施工価格以外に発生する可能性のある費用を紹介します。

交通費

施工業者の事務所からフィルムを施工する場所に行くための実費交通費になります。

既存フィルムの剥離費用

設計施工価格には、既存のフィルムの剥離(剥がす)費用は含まれていません。窓ガラスフィルムの剥離費用は、1㎡あたり、おおよそ2,500~4,000円程度の価格幅で、業者により違います。

高所作業費

高さがある窓にフィルムを施工する場合、足場や脚立、はしごなどを使用して施工を行う必要があります。その場合は、高所作業費が別途発生します。

足場代

足場を組む必要がある場合、フィルム施工業者は足場業者に依頼することが通常ですので、別途、実費で足場代がかかります。

飛散防止フィルムを選ぶときに見るべきポイント

飛散防止フィルムの商品を選ぶ際には、飛散防止性能が担保されているかを確認しましょう。飛散防止フィルムは、ガラスの飛散防止性能が一定の基準を満たされているか性能を検査した証として、JIS A 5759という番号の認定を受けます。試験をクリアしていないものでも同等性能が認められるものはありますが、このJIS規格の認定を受けた商品を選ぶと間違いはないです。※JISは、日本工業規格の略で、メーカーをまたいで工業製品の取り決めをしている団体です。

飛散防止フィルムの価格と商品

飛散防止フィルムのメーカーと商品、価格をご紹介します。こちらの価格はあくまでも設計施工価格ですので、業者に依頼する場合は、数量割引をしてもらえる可能性があります。あくまでも参考としてご確認いただければと思います。

メーカー スリーエムジャパン
ブランド名 スコッチティント
商品名 SH2CLAR
設計施工価格 11,100円
耐用年数 約10~15年(垂直面施工時、耐用年数は環境によります)
特徴 ガラスの飛散防止、紫外線99%カット、虹彩現象対策品
コメント 窓ガラスフィルム業界シェアNo.1、スリーエムジャパンの定番飛散防止フィルムです。

メーカー スリーエムジャパン
ブランド名 スコッチティント
商品名 SH4CLAR
設計施工価格 12,200円
耐用年数 約10~15年(垂直面施工時、耐用年数は環境によります)
特徴 ガラスの飛散防止、紫外線99%カット、虹彩現象対策品
コメント SH2CLARの約2倍の厚みを持つフィルムです。フィルムの厚みに従って、より安全性が上がります。

メーカー リンテック
ブランド名 ウィンコス
商品名 1501UH
設計施工価格 11,000円
耐用年数 約10~15年(垂直面施工時、耐用年数は環境によります)
特徴 ガラスの飛散防止、紫外線99%カット、虹彩現象対策品
コメント 業界シェアNo.2 リンテックの飛散防止フィルム。スリーエムジャパン製より材料費が安価なので割引がきく可能性が高いです。取り扱っている業者は少なめです。

メーカー サンゲツ
ブランド名 クレアス
商品名 GF1406
設計施工価格 設定無し。
耐用年数 約10~15年(垂直面施工時、耐用年数は環境によります)
特徴 ガラスの飛散防止、高領域UVカット、低虹彩
コメント サンゲツ製の飛散防止フィルム。高領域UVカットで、通常の紫外線とあわせてブルーライトの領域もカットしてくれます。完璧にUVカットをしたい方におすすめのフィルムです。

外貼り用フィルム

外貼り用フィルムは、飛散防止フィルムを室内側から施工することができない場合に使用されることが多いです。障害物があったり、階段の踊り場など、施工が難しい場合は外貼り用フィルムを検討しましょう。

メーカー スリーエムジャパン
ブランド名 スコッチティント
商品名 SH2CLARX
設計施工価格 12,000円
耐用年数 約5~7年(垂直面施工時、耐用年数は環境によります)
特徴 ガラスの飛散防止、紫外線99%カット、虹彩現象対策品
コメント スリーエムジャパン製の定番の外貼り用飛散防止フィルム。

※低虹彩、虹彩現象対策品について。窓ガラスフィルムには、虹彩現象と呼ばれる、光の角度によりフィルムが虹色に見える現象が起こることがあります。この高裁現象が起こらないように対策している商品になります。より自然なまどを演出したい方におすすめです。

飛散防止フィルムの料金目安

WindWithで施工する際の実際の料金を紹介します。窓ガラスフィルム施工専門店で施工する場合の料金相場より少し安いくらいの金額になります。※窓ガラスフィルム施工の国家資格であるガラス用フィルム技能士が施工する場合の料金です。リフォーム会社や工務店はこちらの金額より20~50%程度料金が上がることが多いです。

掃き出し窓2枚の場合の飛散防止フィルムの施工価格の相場・目安

  • 面積:2.52㎡
  • 料金:23,000円(税込)

掃き出し窓4枚の場合の飛散防止フィルムの施工価格の相場・目安

  • 面積:5.04㎡
  • 料金:29,000円(税込)

掃き出し窓4枚+腰高窓2枚の場合の飛散防止フィルムの施工価格の相場・目安

  • 面積:6.64㎡
  • 料金:37,000円(税込)

無料で施工料金のシュミレーションをできるサイトはこちら

こちらから、窓ガラスの数量と施工したい窓ガラスフィルムの種類を入力することで、かんたんに料金シュミレーションができます。会員登録不要で料金も0円で利用できますので、窓ガラスフィルムの料金相場に興味がある方は、試しに使ってみることをおすすめします。

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飛散防止フィルムの施工は自分でできる?業者に依頼したほうが良い?

飛散防止フィルムを施工する場合、1㎡未満の小窓であれば器用な方であれば、施工は可能かと思います。ただし、1㎡を超える窓になってくると施工が難しくなります。リビングの掃き出し窓など、大きな窓ガラスは特に業者に依頼したほうが無難です。業者に依頼する場合、工務店やリフォーム会社に依頼をしても良いですが、窓ガラスフィルム専門業者に依頼するほうが安くて対応も良いことが多いです。色付きのフィルムを施工する場合は、設計士やインテリアデザイナー、デベロッパーの担当者などに空間デザインのバランスを見てもらったほうが良いですが、飛散防止フィルムは無色透明なので、業者に直接依頼で問題ないかと思います。

飛散防止フィルムをオンライン見積もりできるサイト

窓ガラスフィルムの施工料金をオンライン見積もりできるサイトをご紹介します。施工したい窓ガラスの枚数を入れるだけで、見積もり金額をオンライン上で確認できます。会員登録不要で、誰にも知られず、こっそりと利用できますので、料金が気になる方はぜひご利用ください。

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関西で窓ガラスフィルムを依頼する場合は、ぜひWindWIth(ウインドウィズ)にご依頼ください。国家資格ガラス用フィルム技能士が在籍、年間200案件以上の実績。自社仕入れ自社施工のため低コストで、専門店ならではの安心の品質が魅力です。

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ABOUTこの記事をかいた人

窓ガラスフィルム施工専門店WindWIth(ウインドウィズ)は、日本ガラスフィルム工事業協会会員3X(スリーエックス)が運営する個人・小規模法人向けの窓ガラスフィルム施工サービス。国家資格者(ガラス用フィルム技能士)が窓ガラスやフィルムの事などを、プロの目線で詳しく解説しています。

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